雲海がかかり山頂が島のように見える高千穂峰は、霧島の名の由来となったともいわれています。南の天孫降臨の地とされ、都城盆地で暮らす人々の生活とともにある山です。このルートでは高千穂峰の山麓に位置する5つの神社をめぐります。噴火を繰り返す霧島連峰の厳しい自然の中で、信仰されてきた神社です。
ストーリー
高千穂峰を含む霊峰・霧島山は古来より崇められてきました。10世紀後半、修験道信仰を確立した性空上人が、霧島における修験道の拠点として六社権現を整備したとされます。六社とは「霧島神宮(鹿児島県霧島市)」「東霧島神社」「霧島東神社」「狭野神社」「霧島岑神社(もう一つの夷守神社と合祀)」です。霧島の噴火により、遷座や建て替えを繰り返しながら信仰され、守られてきた神社は、厳しい大自然への畏敬の念が込められています。