恋をして愛が深まる街 天の神さえも虜にする美女との運命的な出逢いの舞台となった西都市。西都原古墳群を擁する町は、コノハナサクヤヒメの名に恥じない季節の花の美しいところです。
神話の源流 ~ はじまりの物語
神話旅 其の2
ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの出会い ~出逢いの聖地を巡る~
西都編逢初川に水汲みに来ていた、山の神オオヤマツミノカミの娘、コノハナサクヤヒメ。咲き誇る花のように美しいコノハナサクヤヒメに天孫ニニギノミコトは、一目惚れをしました。父親のオオヤマツミノカミに結婚の許しを得て、一夜の契りを結んだ翌日、ニニギノミコトは戦さへと出立していきました。ニニギノミコトが戦さから戻りコノハナサクヤヒメは身ごもったことを告げますが、一夜だけで子を授かることなどあるはずがなく自分の子ではないと信じてもらえません。そこでコノハナサクヤヒメは自らの産屋に火を放って燃えさかる炎の中で無事に出産を終え、天孫の子だからこそできたことなのだと身の潔白を証明して見せたのです。可憐な乙女が愛を知り強き母となっていくその姿に、「記・紀の道」を辿りながら思いを馳せてみましょう。
スタート
西都インターチェンジ車で約10分1
記・紀の道徒歩で3分2
西都ガイダンスセンター3
宮崎県立西都原考古博物館コノハナサクヤヒメの物語をたどる 記・紀の道
記・紀の道は、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメのゆかりの地をめぐる観光ルートです。全行程徒歩で約60分。1.都萬神社
縁結びや安産・お乳の神様として女性が多く訪れます。2.御舟塚
ニニギノミコトとその一行は舟に乗りこの地にたどり着きました。3.逢初川
ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが出会った場所。4.八尋殿
ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが新婚生活を送った御殿の跡地。5.無戸室
コノハナサクヤヒメが火を放って出産した産屋のあったところ。6.児湯の池
コノハナサクヤヒメの産んだ三皇子の産湯に使われました。7.石貫神社
悲恋の鬼が完成させた窟から抜いた岩が参道にあります。8.石貫階段
石貫神社から西都原古墳群へ向かう途中にある170段の階段。9.大山祇塚
コノハナサクヤヒメの父、オオヤマツミノカミの御陵と伝わります。10.鬼の窟古墳
コノハナサクヤヒメに恋をした鬼が一夜で作った窟になぞらえた古墳。11.男狭穂塚・女狭穂塚
ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの御陵と言われている古墳です。
周辺情報はここで確認
西都原ガイダンスセンター
このはな館
貴重な資料を無料で公開 宮崎県立西都原考古博物館
宮崎を始め、南九州、東アジアの古代の暮らしについて、最新の発掘調査に基づき紹介を行っています。国宝や重要文化財も多数展示されているので、古代の人たちの暮らしぶりを身近に感じることができます。※写真はイメージです。
1ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの出逢い
(延岡市)
2ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの出逢い
(西都市)
3出会いと旅立ちの場所で新たな決意を固める
(日向市)
4神武天皇の歩みに思いを馳せ、誓いを立てる
(都農町)
5イワナガヒメの悲しみを優しく見守ってきた米良の郷びと
(西米良村)
6日本発祥の地で、心身ともに初心に帰る旅
(高原町)
7天孫降臨・天岩戸伝説
(高千穂町)
8天孫降臨の山々に育まれた食を体験
(小林市)
9山岳信仰の場となった奥椎葉のパワースポット
(椎葉村)
10神武天皇の湯浴みの地で心の休息を
(新富町)
11山幸彦が狩りをした地で自然を感じる旅
(串間市)
12天孫降臨神話が残る地を歩く
(諸塚村)
13天孫降臨伝説
(日之影町)
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(日南市)