緑の山々に囲まれた自然豊な村 宮崎県北西部、九州山地の中央に位置し、地域の96%を山林が占め、地形は傾斜地が多く、集落はその山間に点在している自然豊かな中山間の村です。
神話の源流 ~ はじまりの物語
神話旅 其の9
山岳信仰の場となった奥椎葉のパワースポット
椎葉村国見岳の麓にある尾前地区には、地元の人々から「岩戸」「土岩戸」と呼ばれる天然の洞穴があります。ここはかつて修験者による山岳修行の場となっていたそうで、神秘的な空気が漂います。山岳修行が途絶えてからは洞穴もそのままになっていましたが、地元住民によって再び道が開かれ、その清々しい空間が訪れる人の心を癒やす新たなパワースポットとして注目を集めています。
スタート
御船インターチェンジ車で約90分1
仲塔渓谷車で約20分2
十根川神社車で約40分3
鶴富屋敷車で約10分4
上椎葉ダム徒歩20分5
岩戸見学四季が彩る自然の優美さ 仲塔渓谷
国道265号線を五ヶ瀬町に向かう途中の国見トンネル手前にある『仲塔渓谷』は、地質学上は秩父古生層に属し、花崗岩や石灰岩層からなっています。渓谷の両岸は、長年にわたって洗われた柱状節理をなしており、大転石群を縫うように流れる清流は、四季ごとに表情が変化してとても神秘的です。この周辺の山地には広葉樹が多く、モミ・ツガ・アカマツ・モミジ・イワツツジ・ヒメシャラなどがあり、春の芽吹きや秋の紅葉と景観がとても豊かで、見る人を魅了します。縁結びの神様として親しまれる神社 十根川神社
古くは八村大明神と呼ばれていた十根川神社は明治時代から大己貴乃命(オオアナムチノミコト)を祀っており、縁結びの神様としても親しまれています。村内に伝わる古文書『椎葉山由来記』、『椎葉山根源記』には、椎葉に隠れ住む平家の落人追討のために訪れた那須大八郎が、最初に陣屋を十根川に構えたとされ、その際に陣屋を椎の葉で葺いたため「椎葉」の名が起こったことも記されています。鶴富姫の悲恋の舞台となった屋敷 鶴富屋敷
那須大八郎と鶴富姫の伝説の舞台となった屋敷。間取りは藤原期の寝殿造となっており、屋根は寄棟造で大きな建材を使用して造られた椎葉ならではの型式となっています。住民の手によりその伝説と共に大切に保護されてきたこの住居跡は昭和31年に国指定重要文化財に指定され、建築様式の重要性のみならず椎葉における平家の落人伝説の象徴として今でも人々に愛される観光名所となっています。日本初の大規模アーチ式ダム 上椎葉ダム
日本の土木技術の粋を集めて建造された、国内初の大規模アーチ式ダムとして有名な上椎葉ダム。このダムによって形成された人口湖は小説家・吉川英治氏により『日向椎葉湖』と名付けられました。現在は九州中央山地国定公園にも指定されています。ダム湖百選の認定も受けており、雨量の多い時期には豪快な放水を見られることも。神秘的な洞穴からパワーをいただく 岩戸見学
修験者の修業の場となった石灰岩の洞穴「岩戸」は穴の奥に神棚があり、当時の様子そのままの姿を見ることができます。「土岩戸」はその形がハートに見え、自然が作り出した造形を楽しめそう。途中ウッドデッキからは九州山地の山々を望むこともでき、トレッキングコースとしても人気。奥椎葉の新鮮な空気に身も心も癒されることでしょう。※写真はイメージです。
1ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの出逢い
(延岡市)
2ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの出逢い
(西都市)
3出会いと旅立ちの場所で新たな決意を固める
(日向市)
4神武天皇の歩みに思いを馳せ、誓いを立てる
(都農町)
5イワナガヒメの悲しみを優しく見守ってきた米良の郷びと
(西米良村)
6日本発祥の地で、心身ともに初心に帰る旅
(高原町)
7天孫降臨・天岩戸伝説
(高千穂町)
8天孫降臨の山々に育まれた食を体験
(小林市)
9山岳信仰の場となった奥椎葉のパワースポット
(椎葉村)
10神武天皇の湯浴みの地で心の休息を
(新富町)
11山幸彦が狩りをした地で自然を感じる旅
(串間市)
12天孫降臨神話が残る地を歩く
(諸塚村)
13天孫降臨伝説
(日之影町)
14海幸山幸と春の訪れを感じる旅
(日南市)