神話のふるさと宮崎

神話の源流 ~ はじまりの物語

神話旅 其の3

出会いと旅立ちの場所で新たな決意を固める

日向編

カムヤマトイハレビコノミコト(神武天皇)は、平安に政治を行う場所を求め、東の大和に向かうことを決意しました。お舟出の地である「美々津」では、神武天皇の物語が今も人々の暮らしの中に息づいています。そんな歴史ある町並みを歩き、そこに暮らす人々との触れ合いを通して、強い決意のもと旅立たれた神武天皇に思いを馳せ、自分を見つめ直したり、新たな出発の決意となるきっかけを探してみませんか――。

自然と産業の共存するまち 日向市は「細島港」を中心とした湾岸工業都市で、東九州随一の物流拠点として発展し続けています。また、サーフィンを中心とするマリンスポーツも盛んで、季節を問わず多くの観光客で賑わいます。

日向・都農 神話旅エッセイ

モデルコース

スタート

美々津港徒歩で1分

美々津車で約10分

湊柱神社車で約20分

大御神社車で約13分

クルスの海車で約4分

馬ヶ背
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神武天皇がお舟出をした港町 美々津

神武天皇が東(大和)へお舟出された地として伝わる港町。江戸時代には高鍋藩の商業港として上方との交流拠点となり、「美々津千軒」と呼ばれるほど賑わいをみせました。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたまち並みを散策すると、当時にタイムスリップしたかのような感覚に――。

住所:日向市美々津町
問合せ:☎0982-55-0235(日向市観光協会)

立磐神社 耳川の河口にあり、航海安全・漁業繁栄の神「住吉三神」を祀っています。神武東征時には、神武天皇が航海の安全を祈願したと伝わり、神武天皇が腰掛けたとされる「御腰掛岩」がご神体として祀られています。 住所:日向市美々津町3419

狛犬、お舟出の際に風向きを調べた場所などのシンボルが多く点在する 湊柱( みなとばしら ) 神社

神武天皇お舟出の際、凧を揚げて風向きを調べたという権現崎にあり、神社には神武天皇が清めの儀式を行ったとの伝説が残っています。

住所:日向市大字幸脇5
問合せ:☎0982-57-2323

日向のお伊勢さま 大御神社

天孫ニニギノミコトが地上に降臨した際、絶景の大海原を眺望し、先祖であるアマテラスオオミカミを祀って平安を祈念したことが始まりと伝わる神社。 神武天皇が、東征時に武運長久と航海安全を祈願したとも伝わり、今も多くの人が心願成就祈願に訪れます。

住所:日向市伊勢ヶ浜1番地
問合せ:☎0982-52-3406(大御神社 社務所)

鵜戸神社 海沿いの洞窟にある神社で、大御神社境内から歩いて5分ほどのところにあります。奥まで進んで振り返ると、5000年前に人びとが龍神信仰のために掘ったとされる「昇り龍」を見ることができます。

米の山 神武天皇の先鋒、アマクシツオオクメノミコト(大櫛津大久米命)の名に因むと伝えられています。頂上の展望台から東側を見れば雄大な日向灘が広がり、西側を見れば日向市内が一望できます。夜景スポットとしても人気の高い場所です。 住所:日向市知屋686-159

ここで思いを込めて願うと、叶うといわれる クルスの海

展望台から見下ろすと、断崖が南北200メートルにわたって割け、まるで地球が刻んだ十文字のよう。クルスとは、ポルトガル語で十文字を意味し、水平線側の岩場と合わせて見ると「叶」という文字に見えることから、ここで願い事をすると叶う、と伝えられています。
住所:日向市細島
問合せ:☎0982-55-0235(日向市観光協会)

東尋坊に勝るとも劣らないスケール 馬ヶ背

日向随一の絶景ポイントとして知られる馬ヶ背。太平洋を望む日向岬の先端に位置し、岬全体の形が馬の背に似ていることから名付けられました。自然が作り出した彫刻・柱状節理の断崖絶壁と水平線までずっと続く空と海とのコントラストから、地球の歴史を肌で感じることができます。
住所:日向市細島
問合せ:☎0982-55-0235(日向市観光協会)

おすすめ体験

  • 地引網体験 小倉ケ浜の砂浜で行われている地引網体験で、参加者全員で網を引いていきます。 ボラやシマアジ、キス、サバなど、季節によって異なる魚が豊富に獲れます。大人も子どもも大興奮間違いなしです! 期間:4/1~12/31 ※悪天候日は休み 場所:日向市大字平岩33-7 料金:1網52,500円 ※要予約 所要時間:約1時間 問合せ:TEL0982-57-1604(松葉繁)
  • キャニオニング 日向の渓谷の美しさは全国レベルで有名であり、山間部の最も美しい場所へ訪れるのであれば、キャニオニングを楽しむのが最適です。キャニオニングとは、沢を登りながら滝などの目的地を目指すアウトドアスポーツで、初心者から上級者まで楽しむことができます。 料金:3,500円 対象年齢:5歳~ (保険・道具レンタル含む)要予約 問合せ:0982-58-0581(アイタル)

おすすめグルメ

  • へべす(平兵衛酢) 皮が薄く、種が少ないので果汁がたっぷり含まれており、まろやかな酸味とさわやかな香り。抗酸化作用を有するビタミンCや発がん抑制効果があると言われているフラボノイド、必須アミノ酸9種類のうち8種類が含まれています。
  • 完熟マンゴー 一口食べれば甘くみずみずしい果汁があふれ、芳醇な香りが広がります。日向地域では、「太陽のタマゴ」の生産割合が高く、高品質なマンゴー生産地として市場等から高い評価を受けています。 ※「太陽のタマゴ」とは、完熟マンゴーの中でも、特に食味・外観がすぐれ、認定基準(糖度15度以上、重さ350グラム以上等)をクリアしたものです。
  • 細島いわがき 海中を漂っている天然の岩牡蠣の赤ちゃんをすべて手作業で育て上げています。県内一の生産量を誇る日向市の新たな特産品です。一年を通して食べられますが、特に身入りが良いのは3月から9月です。
  • 牧水そば(十割そば) 東郷町内の蕎麦小屋で、毎朝、丁寧に打ち上げられた十割そば。市内産のそば粉を使用し、そば本来の香りを楽しむことができます。 お持ち帰りもできますので、ぜひご賞味ください。
  • はまぐり料理 「焼き蛤」や「蛤の刺身」などのほか、特に蛤の貝汁で炊き上げたご飯に、蛤の身を混ぜ合わせた「はまぐり飯」が有名で、淡く上品な味わいとほのかな磯の香りが特徴です。
  • ごんぐり 「ごんぐり」とは、マグロの胃袋のことで、遠い昔に、細島の漁師がその食べ方を日南から持ち帰ったのが始まりと言われています。かき揚げや煮物などの料理が楽しめます。
  • ちりめん イワシの稚魚(シラス)から作られています。市内の飲食店でも、ちりめん丼などの料理で提供されており、地元でも親しまれている食材です。一年を通して食べられ、水揚盛期は、10月から12月ころです。

※写真はイメージです。

その他のルート