村の総面積の95%が山林という諸塚村は、杉と、クヌギやナラなどの広葉樹を混植し、美しいモザイク林をつくっています。パッチワークのような山々が取り囲んでいます。
神話の源流 ~ はじまりの物語
神話旅 其の12
天孫降臨神話が残る地を歩く~山の暮らしを体感~
諸塚村山々に囲まれ、どの季節も彩り豊かな花々や風景が目を楽しませてくれる諸塚村。イザナキ・イザナミのご神陵とされる諸塚山に抱かれ、守られている村です。原木椎茸の栽培が盛んで、風味豊かな椎茸料理や特産のユズを使った加工品など、山の恵みに感激する旅となりそうです。人々は、暮らしと共にある山の神々に祈りをささげ、毎年冬には各集落で諸塚神楽が奉納されます。
スタート
日向インターチェンジ車で約80分1
観音山車で約40分2
諸塚神社車で約60分3
黒岳お地蔵様の優しい表情に癒される 観音山(かんのんさん)
82体ものお地蔵様が並ぶ様は壮観です。すぐ向かい側に建つ金鶏寺の数代前の住職が彫ったとされ、地元の人が掃除し、赤い前掛けを取り替え、大事に守っています。木漏れ日を受け、優しい表情のお地蔵様に心が和みます。愛宕神社 観音山から歩くこと10分。水音に導かれながら山際の道を下っていくと社殿の奥に、ご神体の滝が現れます。遥拝所からお参りします。 住所/諸塚村家代4603-1
倉の平展望台 総面積の95%が山林で自然と共生する諸塚村。展望台からは杉と、シイタケの原木クヌギがつくり出すパッチワークのような「モザイク林相」が見られます。 住所/諸塚村家代 TEL/0982-65-0178(諸塚村観光協会)
池の窪グリーンパーク 標高800mの高原に建つかわいらしいログハウスで、のんびり過ごせるキャンプ場です。アスレチックやパターゴルフ場もあります。土日月と祝日のみオープンする食事処では、なば(椎茸)カツカレーが人気です。 住所/諸塚村家代3574-2 TEL/0982-65-0178(諸塚村観光協会)
27柱の神々を祀り霊験あらたか 諸塚神社
天上界・高天原以前の神から27柱の神を祀る珍しい神社です。山頂に元宮(奥宮)が建立されており、現在の社殿は明治43年に建てられました。周囲は樹齢約500年にもなるケヤキや杉などの鎮守の森をつくっています。立岩大明神 諸塚神社より約500m下った場所に鎮座する立岩大明神は、諸塚神社の秋の大祭の折には、ご神幸祭の御旅所となっています。船のような形をした巨石に祠が祀られています
諸塚山 イザナキノミコト・イザナミノミコトのご神陵とも言われ、古くから神山として崇められ、旧高千穂郷の信仰の対象となっていました。神武天皇が45歳まで住まわれたお宮があったといわれています。毎年3月の第1日曜に「日本一早い!山開き」が行われます。
アケボノツツジ 標高1000m以上の高い山地の岩場で、愛らしいピンク色の花を咲かせるアケボノツツジ。諸塚山一帯には群生で自生しています。4月下旬~5月上旬が見ごろとなり、ゴールデンウィークには毎年、多くの登山客が訪れます。
貴重な植物群に出逢える 黒岳
標高1455mの黒岳は、諸塚村の最高峰で、村内最大規模のブナ林があります。貴重な植物の宝庫で、九州では極めて稀な福寿草の群生地(群生地では日本の南限)や、モロツカミツバツツジ、キレンゲショウマなどが見られます。毎年10月には、黒岳もみじ祭りが開かれ、多くの人でにぎわいます。※写真はイメージです。
1ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの出逢い
(延岡市)
2ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの出逢い
(西都市)
3出会いと旅立ちの場所で新たな決意を固める
(日向市)
4神武天皇の歩みに思いを馳せ、誓いを立てる
(都農町)
5イワナガヒメの悲しみを優しく見守ってきた米良の郷びと
(西米良村)
6日本発祥の地で、心身ともに初心に帰る旅
(高原町)
7天孫降臨・天岩戸伝説
(高千穂町)
8天孫降臨の山々に育まれた食を体験
(小林市)
9山岳信仰の場となった奥椎葉のパワースポット
(椎葉村)
10神武天皇の湯浴みの地で心の休息を
(新富町)
11山幸彦が狩りをした地で自然を感じる旅
(串間市)
12天孫降臨神話が残る地を歩く
(諸塚村)
13天孫降臨伝説
(日之影町)
14海幸山幸と春の訪れを感じる旅
(日南市)